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2024アップルシード奨学生 彩心さんレポート第3回

 EIL高校生交換留学プログラムを通して、熊本県内からアメリカ・モンタナ州に留学する生徒を対象とした奨学金、「くまもと未来創造基金 アップルシード奨学金」


 2024年の奨学生である花田彩心さん。8月中旬からモンタナで留学生活をスタートしています!彩心さんには、留学期間中に定期的にレポートを書いてもらうことになっています。ぜひお楽しみください!

 

 ここに来て3ヶ月が経ちました。今はホリデーシーズン中で、毎日、毎週末は楽しみでいっぱいです!ウィンタースポーツのシーズンも始まり、先週トライアウトを終えました。忙しくなりそうですが、とても楽しみです!気温も低くなり、時々雪も見られますが、この寒さにも慣れてきたので、まだまだ元気です!!私の3ヶ月目の様子をお届けします!

 

Halloween

 今年は初めて、海外でハロウィンを過ごしました。本場らしく、アメリカではたくさんのハロウィンにまつわる楽しみがありました!

 まず、ハロウィンの2週間前、私は友達と夜に、フィールドオブスクリームスという屋外で楽しむお化け屋敷のような場所に行きました。広大なとうもろこし畑が会場で、歩いているだけでよこからチェンソーを持った人が登場したときはとても怖かったです。終始興奮していたのでとても楽しかったですが、あまり覚えていません。お化け役として働いている人の中には私の通う高校の生徒もいて、面白かったです。

 ハロウィンの1週間前には、友達の家でジャコランタン作りもしました。外に大きなレジャーシートを敷いてみんなでチャレンジしました。私はほぼ初挑戦だったのでごく普通のを作りましたが、友達のはユニークで面白かったです。その日の夜には、この地域特有のイベント、”Witches ride”というイベントに友達とホストファミリーと参加しました。大勢の魔女の仮装をした女性が集まり、まずは、手を繋いで輪になって踊ったり、歌ったりしました。そのあとは自転車に乗って、Witch cackleという魔女の笑い声をしながらダウンタウンを走り回りました。何度も困っているドライバーを見て、少し申し訳なかったです。ちょうどCrucible というセイラム魔女裁判に関する読み物の勉強を英語の授業で学んだ後だったので、何をしているのか少し理解できて、より楽しかったです。

 そして、ハロウィン当日は朝からホストマザーが魔女の仮装をして私を起こしに来てくれました。Witch cackleを朝から聞いてすごく目が覚めました。学校ではほとんどの生徒が仮装をしていなくて、逆にほとんどの先生が仮装をしていました。私は、歴史の先生の鳥のコスチュームがお気に入りでした。放課後は友達の家に行ってハロウィーンパーティーをしました。みんな仮装をして、映画を見たり食べ物を楽しんだりした後に、人生初のトリック・オア・トリートをしに行きました!高校生5、6人で行ったのにもかかわらず、すべての家の人がキャンディーをくださって、とても寒かったですが楽しかったです!最終的には家に帰って、1年分くらいのキャンディーがあることに気づいてびっくりしました。

 



サッカーシーズン授賞式

 私達女子サッカーのシーズンが完全に終わり、シーズンの授賞式とデザートビュッフェをする会がありました。選手とその家族が招かれたので、私はホストファミリーと参加しました。たくさんの写真や、プロの方が作ってくださった私達のビデオを見て、とても楽しかったなあと思い出しました。私は、州やカンファレンスの選手に選ばれませんでしたが、Playoff game と全てのVarsityの試合に出場したので、Varsityのバッヂと賞状、ネームレターをもらいました。チームメイトが I miss you playing together と声をかけてくれて、少し寂しさを感じたけれど嬉しかったです。



ホッケー観戦

 先日、人生初のアイスホッケー観戦にホストファミリーが連れて行ってくれました。私がアイスホッケー見てみたいなと話したのをホストファザーが覚えてくれていて、家族で観戦しました。大学のホッケーゲームで、強くて応援するのがとても楽しかったです。ファミリーとより仲良くなったのを感じました。


 

sweetheart dance party

 私の学校では、先日、sweetheartと呼ばれるダンスパーティーがありました。私は誘われたので、友達とのグループで行きました。当日は友達の家でドレスアップして、写真を撮ったりゲームをしたりした後に、ディナーを食べました。これはこのダンスパーティー特有らしく、友達と集まって大きなディナー会をするのが楽しみだそうです。ディナーの後はダンスパーティーに行きました。学校のホールで行われて、ホームカミングの時よりも本格的な雰囲気で、みんなドレスやスーツを着ていて、とても楽しかったです。その後は友達の家でのんびりしてから家に帰りました。ホームカミングの時よりも楽しくて、プロムがとても楽しみです!


 

Thanks giving

 11月のホリデイ、thanksgiving がありました!私のホストファミリーは、ホストファザーのペアレンツの家に親戚みんなが集まって食べたり話したりするという感じでした。thanksgiving food と呼ばれるこのホリデイ特有の食べ物を食べて、とっても美味しかったのですが、すぐに満腹になってしまいました。初めて会った時よりもたくさん、親戚の方たちと話すことができて、ホストファミリーの友達のドイツ出身の方も来ていたので、お互いの国を歴史の授業でどう教えるのかやたくさんの国同士の違い、アクセントなどについても話す中で、たくさんのことをシェアでき、とても楽しかったし嬉しかったです。日本のゲームを子どもたちでトライした時はとても面白かったです。私が言葉に詰まるときはみんなで理解しようと助けてくれたり、理解できなかった時にきいたらわかりやすく説明してくれたりと、とても温かい人たちで、より大好きになりました。ホストファザーのペアレンツは普段は他の州にいるので久しぶりにあったのですが、英語も説明も上手くなったねと褒めてくれて、とても嬉しかったです。初めてのthanksgivingは最高の思い出になりました!

 


 先日、私が日本で所属していた部活が大会で優勝したという結果を聞いて、少しだけ日本の友達に会いたくなりました。ですが、彼らが頑張っている分、私も頑張らないとと思えるきっかけにもなったので、良かったなと思います!かなり生活に慣れてきて、こっちの友だちと遊ぶのも緊張せず楽しめるようになりました!毎週末、放課後も充実しています。しかし、ホストファミリーとの時間もしっかり大切に、このホリデーシーズンを楽しみきりたいと思います。


(写真、文:2024年アメリカ派遣生 花田彩心

 

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​EILの正式名称は「Experiment in Intertnational Living」このサイトは、EILのプログラムを通じて国際交流体験をした人たちを「Experimenters」と称し、その体験やその後にどう活かされたかを紹介するEILのウェブマガジンです。

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