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2024アップルシード奨学生 彩心さんレポート第1回

更新日:10月2日

 EIL高校生交換留学プログラムを通して、熊本県内からアメリカ・モンタナ州に留学する生徒を対象とした奨学金、「くまもと未来創造基金 アップルシード奨学金」


 2024年の奨学生である花田彩心さん。8月中旬からモンタナで留学生活をスタートしています!彩心さんには、留学期間中に定期的にレポートを書いてもらうことになっています。ぜひお楽しみください!

 

 今年、私の目標の1つであったアメリカ留学を実現することができてとても嬉しく思います。くまもと未来創造基金の皆様、家族、送り出してくれた友達や先生方、EILの方々、ご支援をしてくださる全ての皆様に心から感謝申し上げます。アメリカ・モンタナ州での生活を通して感じたことや学んだことを共有することで、皆さんがワクワクを感じていただけたら嬉しいです。


出発

 8月13日に熊本を出発して、1日東京で家族と過ごしました。そして来たる8月14日、成田国際空港から日本を飛び立ち、アメリカコロラド州デンバー空港へ向かいました。初めての国際線、初めての機内食、初めての太平洋横断、初めての入国審査と初めてだらけで不安4割ワクワク6割ほどでアメリカに到着しました。デンバー空港ではターミナルがわからず1人で迷いそうになりましたが、職員の方が一緒にターミナルを走り回って私の搭乗ゲートを探してくださって、無事にミズーラ空港行きの飛行機に乗ることができました。早速アメリカの方の優しさに触れて、嬉しかったです。空港に着くと、ホストファミリーが、ホストシスター手書きのウェルカムボードを持って迎えてくれてとても安心しましたし、嬉しかったです。後日、ホストシスターのたくさんのウェルカムボードの下書きを発見しました。彼女のことがより大好きになりました。私はホストファミリー宅までの車で眠りに落ちてしまいましたが、到着してすぐに町が大好きになりました。



ホストファミリーとの生活

 私のホストファミリーはファザー、マザー、シスター、ブラザーの4人家族で、猫3匹、犬1匹を飼っています。私は金魚以外の動物を飼ったことがなかったので、とても嬉しくて、毎日癒されています。シスターは11歳で、少し歳が離れていますが、とてもスマートで、おしゃべりが大好きなのでたくさんお話ができて本当の妹のような存在です。ブラザーは大学に通うために寮に引っ越したので学校が始まってからは一緒に暮らしていません。

 ホストファミリーは夕方によく出かけます。私のお気に入りは、みんなでディナーを食べたあとのサイクリングです。モンタナの夕日はとても美しくて、鹿やウサギを見ることもできました。ここには、熊本では見られない光景がたくさんあります。ホストファミリーのファミリーにもたくさん会いました。お家を訪ねて一緒にアイスクリームを食べたり、たくさんお話をしたりしました。とてもみんな仲が良くて、すごく頻繁にお互いを訪れていることが私にとっては新しくて、とても楽しかったです。ホストグランパは、私が紙ナプキンで折った鶴を大切に飾ってくれています。先日は、ホストファザーのご兄弟家族がヤギや馬を飼っていらっしゃったので、ホストファミリーが連れて行ってくれて、鶏やヤギを撫でたり乗馬をしたりしました。たくさんの経験をさせてくれるファミリーにとても感謝しています。また、ホストマザーは彼女が高校生の時にフランスに留学していたので、私の気持ちをいつも考えて声をかけてくれます。彼女の経験を聞いたり、助けてもらったりして、とても心強いです。



学校

 私が通っている学校は、車で6分ほどのところにあります。私は日本の高校2年生と同じjunior に属しています。制服がないので、みんな自分らしい服装をしていて、とてもワクワクします。また、アメリカでは私よりも年下の子達でも運転をしていて親に頼らず自分で運転して学校に来ている子たちがたくさんいます。また、すでに仕事をしている子たちも多く、すごく自立しているなと感じています。

 私は学校が始まってから、女子サッカー部に入りました。既にシーズンの練習は始まっていて、私はサッカー経験が小学生の時の1年しかない上に、脛当てやスパイク、ソックスといったサッカー用具を何1つ持っていなくて大丈夫かと不安でした。しかし、コーチやチームメイトが貸してくれて、始めることができました。毎週2回ずつの試合と平日毎日の練習があって忙しいですが、とても楽しいです。先日、varsity の試合で、チーム内の投票で決める、Player of the game に選ばれました!とても嬉しかったです。チームメイトは優しくて、学年関係なくみんな仲良しで、コーチともとてもフレンドリーに接しているので、日本との違いを感じています。学校の生徒数はあまり多くないので、チームメイトと同じクラスの時もあり、一緒にいて助けてくれるのでとても心強いです。練習の後に家まで送ってくれたり、何かあったらいつでも家に来ていいからねと言ってくれたり、チームのみんなにはとても感謝しています。先日は、チームメイトの1人が、交換留学生のいるお隣さんとのディナーに私を誘ってくれました!とても嬉しかったし、楽しかったです。ここでは、人と人の距離がすごく近くて、オープンな感じで人と接していて、新しい人と関わることがとても楽しいです!



FAIR

 ここに来てしばらくして、Fairというイベントがありました。私は、パレードにサッカーチームで参加して、その後チームメイトに誘われてfair ground にも行ってみました。fairは、遊園地のようにアトラクションがあったり、食べ物が売ってあったりととても楽しく、1週間ほどで次の場所に移動する、移動式遊園地のようなものです。パレードは、ダウンタウンを、秋のスポーツに参加している生徒とコーチ達が歩きながらキャンディーを子供達に投げるという内容で、人生初のパレードはにぎやかで楽しかったです。fair groundでは、チームメイトが案内してくれて、乗り物に乗ったり、ロデオを見たりととても楽しかったです。チームメイトの友達とも仲良くなることが出来て、素敵な思い出になりました。



 アメリカ・モンタナ州に来て、この1ヶ月、毎日が新しく、学びだらけで、とても楽しいです。毎日つけている日記は、1日の欄に入りきらないほど毎日思い出ができます。何かの始まりにはワクワクと共に不安がつきものですが、優しく寄り添ってくれる周りの人々に恵まれて、とても充実した毎日を送っています。このような環境下にいられることが大きなチャレンジであり、ワクワクするとともに、とても幸せです。


 ホストマザーは、いつも私に、ある日突然英語で全てがわかる日が来るから、それまでは be patient と声をかけてくれます。その時が来るのを楽しみに、1日1日を大切に、チャレンジや失敗を恐れず過ごしていきたいと思います。たくさんの人に支えられて成り立っていることへの感謝を忘れず、残り約9ヶ月、今しかできないことを一生懸命頑張ります


(写真、文:2024年アメリカ派遣生 花田彩心

 

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​EILの正式名称は「Experiment in Intertnational Living」このサイトは、EILのプログラムを通じて国際交流体験をした人たちを「Experimenters」と称し、その体験やその後にどう活かされたかを紹介するEILのウェブマガジンです。

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