2024年夏からEIL高校生交換留学タイ派遣プログラムに参加している遠藤正純さん。今回、ご自身の留学体験を多くの方と共有したいと、レポートを書いてくれました。
ご自身の留学生活の経験談を書いてくれました。ぜひお楽しみください!
タイに来て8月8日で3ヶ月になったので、ここまでの体験談について書いていこうと思います。
ホストファミリーについて
5月9日にホストファミリー宅に無事到着しましたが、あまりの敷地の広さに衝撃を受けたことを覚えています。敷地には巨大な石工場、コンビニ、家が3軒あります。そして犬と牛と鶏とアヒルを飼っています。ホストファミリーは父、母、母の姉3人、息子2人、娘1人、祖母の9人家族ですが、現在は3人と一緒に暮らしています。息子、娘は現在バンコクに住んでおり、母の姉も隣の家に住んでいます。父は元タイ語教師で現在は石工場の運営や農業に従事しています。母は現在僕と同じ高校で英語の先生をしています。また母の姉も元大学の英語教師だったりと先生一家の家庭です。旅行がとても好きで、たくさんの場所に連れて行ってもらいました。すでに9県を旅行しました。
ホストスクールについて
タイの学校は中高一貫が一般で、学校の規模がとにかく大きいイメージです。僕のホストスクールは生徒が約2700人おり、校舎が5階建てで4棟あります。1学年は約400人で、クラスによって学ぶ科目が異なるのが特徴です。僕は今5年8組に属しており、このクラスは言語学習が主です。生徒は日本語、フランス語、韓国語、中国語、マレー語から1つ選びます。僕は日本語プログラムに属しており、日本語の先生として教える機会が多くあります。他にもタイ南部で有名な進学校2校に出張し、日本語の授業の助っ人もしました。
学校での1日の流れ
まず7時45分から学校が始まり、全校生徒は国旗の前に整列します。その後国歌斉唱とお祈り(仏教関係)が行われ、授業は8時40分から始まります。1日は9コマ×50分ありますが、毎日2コマほど休みがあったり、時間より早く終わったりとルールはそこまで厳しくありません。(火曜日は午前で学校が終わります)お昼ご飯は食堂で食べます。1食35バーツ=140円ほどで食べることができ、カオマンガイやトムヤムクンなどたくさんのタイ料理を食べることができます。学校は4時で終わります。僕の家から学校までは50km離れているので往復2時間ほどしなければなりません。そのため放課後に友達と遊ぶ時間がないのが残念です。
人間関係について
タイに来る前、タイ人はシャイだとよく聞いていたので友達作りで苦戦するだろうと考えていました。しかし、南部地方は日本人が少ないということもあり初日からたくさんの人が話しかけに来てくれました。加えてバドミントンやムエタイ、そして校内外の様々な活動に参加したことがきっかけで友達がたくさんできました。やはりたくさんのコミュニティに属することで、人脈や知見の拡大に大きく繋げることができると強く感じました。
カルチャーショックについて
やはり1番は衛生面です。特に屋台やローカルなお店は衛生管理が整っていない場合がほとんどで、テーブルや椅子、食器等がものすごく汚れていたり、ハエやアリが集っていたりといった状況です。またトイレもものすごく驚きました。基本的にトイレットペーパーは用意されておらず、 流すこともできません。場所にもよりますが、手動のウォシュレットかバケツに入った水を使って洗い流します。この2つはいまだに慣れることができません笑
語学面について
タイの公用語はタイ語です。タイ語は中国語のように声調があり、声のトーンによって単語の意味が大きく変化するのが特徴です。アルファベットはとにかく形が複雑で似たような形もたくさん あるので覚えるのに苦労しています。文法は英語に少し似ていますが、例外が数多くあります。 さらにライティングの際、単語と単語の間にスペースがなく、疑問文であっても?がつかないので 自力で区切るなどして判断する必要があります。普段は英語で話すことが多いですが、タイ語も使うように努力しています。しかし現状、ほとんど話すことはできません。出国前にもう少し勉強しておくべきだったなと強く後悔しています。
ここまでを振り返ってみて
異国の地、ましてや発展途上国という日本とは全く異なった環境で生活していくことは本当に大変で、帰りたいと思うこともよくあります。しかし、この10ヶ月の派遣期間を乗り越えた先に待っている自分への変化が楽しみで、それが大きなモチベーションとなっています。すでに人間性や物事の見え方・考え方が躍進的に成長したなと感じています。7ヶ月後の自分がどうなっているのか本当に楽しみです!
(写真、文:2024年タイ派遣生 遠藤正純)
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