2023年8月よりEIL高校生交換留学カナダ(学区指定)派遣プログラムに参加している瀧澤遼花さん。今回、ご自身の留学体験を多くの方と共有したいと、レポートを定期的に書いてくれることになりました。
第2回のレポートでは、スタートした学校生活の様子を書いてくれました。ぜひお楽しみください!
こんにちは。カナダ(学区指定)派遣の瀧澤遼花です。
9月から現地の学校に通い始め、約1ヶ月半が経ちました。私は現在トロントから飛行機で約1時間のノースベイという街にある学校に通い、ノースベイの隣にあるレッドブリッジという場所に住んでいます。
ノースベイはニピシングレイクという湖に接した人口5万人ほどの、ホッケーが有名な街です。冬はマイナス40度になることもあるくらいとても寒い地域で、9月でも既に朝の外気温が氷点下の日もあることに衝撃を受けました。レッドブリッジは、人口がとても少なく、美しい自然に囲まれています。夜になるとベランダから満天の星空を眺めることができ、少し前までは町全体に広がる森の紅葉がとても綺麗でした。
私のホストファミリーは、ホストマザー、ホストファザー、ダブルプレースメントのドイツ人の女の子、そして猫2匹です。彼らはとてもいい人で、毎日夜ご飯を一緒に食べ、その日に起こったことなどのおしゃべりを楽しみます。また、ホストマザーのご両親がすぐ近くに住んでいるので、2週間に1回ほど一緒に食事をします。
休日には、毎週教会に行く他に湖に行ったり、散歩して近くの山の山頂から紅葉を楽しんだりと、私が日本で住んでいた地域ではなかなか簡単にできない経験をたくさんさせていただいています。また、ダブルプレースメントとカードゲームやボードゲームを楽しむこともあります。
私の通っている学校は地域の中では大きい学校で、留学生が多いことが特徴です。そのため、日本で転校生が来た時のようにクラスや学年に留学生として紹介してもらう機会はありませんでしたが、その分カナダ以外の国の文化もとても身近に感じることができます。
学校は、前期と後期で4科目ずつ、合計で8科目を履修するというシステムです。私は前期の4科目として、観光学、ダンス、物理、世界史を選択しました。どの科目を取るかは基本的に自分で選ぶことができ、私が取った観光学も含めて、法律、経営学、心理学などの社会系科目が充実しており、体育系統もジムやダンスなど、日本にはないような面白い科目がたくさんあります。また、私は11年生ですが、12年生の授業をとることができたり、ダンスの授業には9年生から12年生まで様々な学年の子がいたりと、学年の垣根を越え、自由に自分の学びたいものを学ぶことができます。
放課後には曜日によってはクラブ活動に参加します。私は通年で週1回活動している吹奏楽部に入部し、新たにトロンボーンを始めました。また、スポーツはシーズン制で、2、3ヶ月のペースで入れ替わりながら活動しているようです。クラブだけではなく様々なプロジェクトがこれからも行われるようなので、興味のあるものには積極的に参加していきたいと考えています。
また、予定のない放課後には友達と出かけることもあります。ノースベイにはショッピングモールがあるので、そこに出かけてウィンドウショッピングをしたり、友達の誕生日にピザ屋さんに出かけたりもしました。
約1ヶ月半が経ち、言語が通じないことからホームシックを感じたり、順調に見える他の留学生と自分を比較して落ち込んでしまうこともありました。しかし、段々とこの生活にも慣れてきたので、いつもチャレンジすることを恐れずにこれからも頑張っていこうと思います。
(写真、文:2023年度カナダ派遣生 瀧澤遼花)
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