EIL高校生交換留学プログラムを通して、熊本県内からアメリカ・モンタナ州に留学する生徒を対象とした奨学金、「くまもと未来創造基金 アップルシード奨学金」。
2022年の奨学生は石松里紗さんです。8月中旬からモンタナで留学生活をスタートしています。里紗さんには、留学期間中に定期的にレポートを書いてもらうことになっています。ぜひお楽しみください!
ACTについて
先月の最後の週にACTという大学の入学に必要な、日本でいう共通テストのようなものがありました。私も受けなければならなかったのでとても緊張しました。1番簡単だったのが数学のセクションで、1番難しいのが科学のセクションでした。どうしても専門用語が多く、理科の授業を取っていない私はとても苦戦しました。朝8時から始まって昼の1時に終わったので合計5時間の長丁場でしたが、お昼はみんなでピザを食べて休憩しました。先日スコアを受け取りましたが、クラスで真ん中ぐらいだったので満足できる結果だったかなと思います。
聖パトリックデー
3月17日は、聖パトリックデーというアイルランド発祥の祝日でした。この日はみんな緑を着るという約束があり、私も緑のシャツにズボンで1日を過ごしました。さらに、夜には家族でみんなでご飯を食べてお祝いしました。
そして4月9日はイースターという大きな祝日でした!学校もイースター休暇になり前日はみんなで卵に色を塗りました。この日は、同じ地域に住むもう1人の日本人留学生が私のホストファミリ―の家に泊まりに来たのですが、その子が仙台市出身で2人で東日本大震災と熊本地震の話をしました。津波のユーチューブ動画を見せるとみんな車や家が流されているのが衝撃のようでした。そしてイースター当日はホストファザーの両親の家に行って従妹たちとイースターハントをしました。ヒントを聞いてみんなで考えて探すのがとても楽しかったです。
驚いた出来事
ある日の夜ホストマザーと話していて驚いたのが、モンタナ州に住む人はみんな地球温暖化を信じていないそうです。これはモンタナ州がとても自然が美しい場所なので、みんな水質汚染や大気汚染といった問題を実際に見ることができないからだそうです。確かにモンタナ州は私が今までの人生で訪れた場所の中で1番美しい場所だと思います。ですが私は地球温暖化が実際の問題と知ってほしくて一生懸命説明してみましたが論破されてしまったのでまだまだ知識不足のようです笑。あと1か月半で私が論破できるようになるまで頑張ります!
(写真、文:2022年度アメリカ派遣生 石松 里紗)
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