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【個人ホームステイ体験談】かとうゆうこさん(フランス滞在)

更新日:6月11日

 個人ホームステイプログラムは、純粋にホームステイを通じて国際生活体験を行うプログラムです。EILの活動は、ホームステイを通じて異なる文化背景を超えて相互理解を促進し、友情を育むことで戦争のない世界を目指すという、草の根における平和活動としてスタートしました。まさにそのEILの事業の根幹とも言えるプログラムが、この個人ホームステイプログラムです。参加は18歳以上から健康であれば70歳まで可能で、1週間から4週間の間で参加期間を選べることができるプログラムになります。

 今回のこのプログラムを通じてフランスに2週間滞在された、かとうさんから体験談を寄せてもらいました。

 

 Q:参加国、滞在地域の様子について教えてください。

 同時期フランスの主要都市では、年金支給時期延期法案に反対する大規模デモが発生していましたが、滞在したバニョールドロルヌは至って平和で平常時同様に穏やかな毎日でした。過去に行ったことのあるパリでのフランス人の印象は他人には無関心で笑顔も少ないイメージでしたが、ノルマンディのみなさんはいつも気にかけてくださり、とても親切で楽しく、過去のネガティブな印象を払拭してくれました。

 3月のノルマンディの気候は10度前後とまだ寒く、一日の間に雨、曇、晴ところころ天気が変わるのが特徴的でした。バニョールドロルヌの町は、広大なアンディーヌの森の中にあり、湖や緑に囲まれたとても自然豊かな素敵な町です。


Q:ホストファミリーの家族構成について教えてください。

 ご主人が昨年他界し、現在は70歳を過ぎたマリーズ1人暮らし。娘家族は車で2時間離れたサンマロに住んでいて、週末にはお互い行き来があります。


Q:なぜホテルなどの滞在ではなく、ホームステイに参加しようと思ったのですか?

 いつかフランスに長期滞在したいという夢があり、その前に今回ホームステイで暮らし体験をしてみようと思いました。その国の文化や物の考え方をより深く理解するには実際にどのように生活しているかを見て体験することがベストだし、旅行では味わえない体験を期待して参加しました。興味が同じ方と一緒に生活するのはとても楽しいとも思いました。


Q:プログラムに参加して得たこと、感じたことを教えてください。

 ホームステイで実際に暮らしてみないとわからないいろんな体験して、パリだけでないフランスを知ることができてとてもよかったです。

 2週間という短期間ではありましたが、マリーズが家族として迎えてくれたことで今まで単なる異国のひとつだったフランスが、新たな家族や友人がいる身近な国に変わりました。


Q:ステイ中印象に残ったエピソードはありますか?

 ノルディックウォーキングが共通の趣味のマリーズと毎日近所の森を歩いて楽しみました。森の中にはたくさんのウォーキングコースがあり、多くの方々がウォーキング、ジョギング、サイクリング、犬の散歩などそれぞれ楽しんでいて自然の中の穏やかで豊かな暮らしを満喫されているのがうらやましく感じました。歩きながらお互いの人生など語り合ったのも素敵な時間でした。

 料理に興味があったので、毎日3食一緒に作って、家庭料理を教えてもらったのはもちろん、テーブルセッティングや無駄を出さない暮らし方を学べたことがとてもよかったです。レストランのフランス料理とは異なり、とてもシンプルで地産地消の理想的な食生活だったのが意外で印象的でした。

 最後の日に滞在期間中に出会った方々を招いて、とんかつや豚の生姜焼きなど和食を振る舞いましたが、味噌や醤油など日本の調味料を使った初めての味を美味しいと喜んでくれたことが嬉しくて印象に残りました。また、おもてなしとして折り鶴を飾ったり、森の小枝や庭の花を剣山を使って生けて飾ったのも関心持ってもらえてちょっとした文化交流となったのがよかったです。

 


Q:ホストファミリーとどのように過ごしましたか?

 初日に家事の役割分担を決めて、家族の一員として生活に参加できたのがよかったです。わたしは毎食のテーブルセッティングと片付けを担当したので、暮らしの道具や収納なども見ることができて、興味深かったです。マルシェにも一緒に足を運び生産者と直接話をして、現地の暮らしを実感しました。

 共通の趣味のウォーキングや料理を一緒にしたり、建築物が好きなのであちこちの教会やお城を見に行ったり、ノルマンディ名産のカルバドスやチーズの生産者を訪問しました。事前にやりたいことや興味があることを伝えていたので、経験できるよう予定を立ててくださっていて感謝です。

 週末に娘一家を訪ねてサンマロへ行き、孫のベンジャミンのサッカーの試合を応援へ行ったり家族イベントに参加でき、ファミリーの一員となれたのが本当にうれしいことでした。



Q:出発前、自分でホストファミリーと連絡を取り、到着後の待ち合わせ場所を決めたり、一人でホストファミリー宅まで移動する経験はどうでしたか?

 相手が英語が大丈夫だったので何とかなりましたが、フランス語だけだったら対応できたかわかりません。

TGVのオンライン予約に少し手間取ったのと、当日ストで間引き運転となっていたりで予定通りに辿り着けるかハラハラしました。ちょうど娘のアンジェリーナがパリにいたのでサポートしてもらえたのか心強かったです。待ち合わせの駅に到着したら、マリーズが「ハローユーコ」のウエルカムボードを持って迎えてくれたのが涙が出るほど感激しました。


 事前のメールで滞在するエリアの情報やお家やお部屋の写真をもらっていたので、安心して出発できたのもよかったです。


Q:プログラムが終わった後もホストファミリーと連絡を取っていますか?

 はい、WhatsAppを使って、お互いの日々の出来事や写真を送りあっています。

 

Q:今後やってみたいことは何ですか?

 季節を変えてバニョールドロルヌに再度行ってみたいし、フランスの他の地方にも興味が湧いたので機会を作って訪ねてみたいです。

 



かとうゆうこさん


2022年個人ホームステイプログラムにてフランスに2週間滞在


趣味は、旅行、ノルディックウォーキング、ドライブ、ゴルフ










 

個人単位で自分の好きな時に(通年受付)、好きなだけ(1~4週間)、世界さまざまな国でホームステイができるEILオリジナルプログラム、個人ホームステイプログラムの詳細はこちらから!

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​EILの正式名称は「Experiment in Intertnational Living」このサイトは、EILのプログラムを通じて国際交流体験をした人たちを「Experimenters」と称し、その体験やその後にどう活かされたかを紹介するEILのウェブマガジンです。

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