2022年7月よりEIL高校生交換留学アメリカ派遣プログラムに参加している川窪慧さん。今回、ご自身の留学体験を多くの方と共有したいと、レポートを定期的に書いてくれることになりました。
第8回のレポートでは、スプリングブレイク中の旅行や、ボランティア活動について書いてくれました。ぜひお楽しみください!
今回は、スプリングブレイク期間中に行った、ミッショントリップや地域のボランティア活動について書こうと思います。
ミッショントリップ
①旅行について
前回のレポートでも書いたように、今回のこの旅行は友達が通う教会が主催してくれた旅行で、インディアナ州まで行きました。私の住む、アーカンソー州からインディアナ州までは車で行きました。距離もだいぶ長く、例えるとほぼ東京から青森までの距離で片道11時間かけて行きました。アメリカは広いので、車で東に11時間走っただけでも時差がありました。運転中は、NFLのフィールド、アメリカの刑務所、カジノ、片側5車線の道路など、アメリカらしい景色を楽しむ事が出来ました。
②キリスト教について
日本に住んでいた頃の私は、今までキリスト教に触れる機会が全く無くて、何を行う宗教なのか全く知りませんでした。しかし、今回の旅行で教会に1週間泊まらせて頂いた経験の中で、沢山の学びがありました。まず、毎週日曜日の午前中と水曜日の午後には礼拝があり、何があってもこれはクリスチャンにとっては優先事項だそうです。礼拝ではバイブルスタディといって、聖書の一節を読んだり、歌を歌ったりしていました。何が正解かは分かりませんが、正直私が日本で考えていた以上に、アメリカの人は宗教(特にキリスト教)に熱心であることを学びました。
③旅中
帰りの旅行中に、ミズーリ州のセントルイスという場所に観光で寄りました。私が留学中滞在している、ラッセルベルと比べるとかなり都会で、建物が皆高く久しぶりに東京にいるかのように感じました。セントルイスには、大きなアーチ(タワー)のために訪れたのですが個人的にはもう1つとても嬉しい事がありました。それはメジャーリーグの球場です。野球ファンからすると、球場が近くにあるだけでとても興奮しました。セントルイスなので、カージナルスの球場です。ご存知の通り、カージナルスはWBCで侍ジャパンに選出されたヌートバー選手の所属球団でその本拠地に行きました。また球場のロゴに見覚えがあるなと思ったら、去年アメリカに留学されていた砂子葵さんも訪れていた場所でした笑。
ボランティア活動
私は、ホストシスターとインターネットを使ってみたり、学校の先生に尋ねてみたりして自分たちに出来ることはないか探しました。そして、私たちは地元(ラッセルベル)のゴミ拾いのボランティア活動を、先生の協力もあり参加する事が出来ました。朝8時から12時までと少し長く寒かったのですが、ホストシスターと一緒に会話しながら楽しく活動できました。
インディアナ州でのボランティアでは、2日間計12時間をかけて、助けが必要な家の塗装や掃除、家具運びをすることと、もう1日は施設で育つ子達のベッドの組み立て作業や図書室で本の整理などをしました。家の塗装などは、なかなか経験できない事で、やってみたら案外、面白かったです。どの方々からも感謝の言葉を最後に言われた際は、私達が役に立つ事が出来たのかと嬉しさと達成感がありました。
日本とアメリカで違うところ Part.3
アメリカではウォルマート(大手スーパー)でも銃が買えます。これらの銃は、ハンティング用を主として売られています。友達のSNSなどでも、銃を使ったハンティングで獲れたものを投稿していたりするのをよく見ます。これらの事から、子供でも銃が娯楽の一部として扱える国なのだなと改めて感じました。ただ事件が多いのも事実で、昨日も隣の州で銃を使った学校の襲撃があったり、小学校1年生が教師を撃ったりするなど日本では絶対にありえないような事件が多数あるのも事実です。
アメリカの食べ物編 Part.2
今回はアメリカのドリンクについて触れていこうと思います。レストランやファストフード店などでは、大抵、リフィルが出来るのでドリンクは基本飲み放題です。ドリンクのサイズはS、M、LとありMを頼んでもだいぶ大きく、日本ではラージくらいの大きさがあります。また、こちらではスウィートティーといってお茶に砂糖が入れられているのにも人気があります。(緑茶にも砂糖が入っていました)
また私が好きな飲み物はスラッシーといって、かき氷ではないですが似たような物で運動終わりに友達と飲んだりします。下の写真の色は毒々しいと思いますが、味は美味しいです。アメリカに来た当初、コンビニなどに並ぶドリンクの色にはかなり驚きましたが今では慣れましたし、美味しいなと思えるようになりました。
まとめ
スプリングブレイクはとても充実した時間を過ごせて、とても思い出に残る旅行になりました。また新たに気付いた事として、アメリカ(特に南部)の人達は1週間の休暇だけでも海外に訪れる人が多いように感じました。多くの人はクルーズを使って、隣国であるメキシコやホンジュラスなどに行ったりしていました。
残りの留学生活も終盤で、そろそろ2ヶ月を切るところで今はとても時間の流れが速く感じます。学校も始まり、来月にはプロムもあったり、友達が旅行を企画してくれたり色々な行事が楽しみです。
(写真、文:2022年度アメリカ派遣生 川窪 慧さん)
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