個人ホームステイプログラムは、純粋にホームステイを通じて国際生活体験を行うプログラムです。EILの活動は、ホームステイを通じて異なる文化背景を超えて相互理解を促進し、友情を育むことで戦争のない世界を目指すという、草の根における平和活動としてスタートしました。まさにそのEILの事業の根幹とも言えるプログラムが、この個人ホームステイプログラムです。参加は18歳以上から健康であれば70歳まで可能で、1週間から4週間の間で参加期間を選べることができるプログラムになります。
今回のこのプログラムを通じてイギリスに滞在されたR.A.さんから体験談を寄せてもらいました。
Q.参加国、滞在地域の様子について教えてください。
イギリス第2の都市・バーミンガムから電車で30分ほどの小さな街、「ブロムスグローブ」に滞在しました。バーミンガムへのアクセスも良く、イギリスらしい郊外建築の家々が並ぶ穏やかな街並みで、周囲を散歩するだけでもときめきました!また、訪れたシーズンがちょうどクリスマス前で、クリスマスマーケットをはじめ、ロンドンやバーミンガムのクリスマスの風景がとても華やかで、ホストと一緒にクリスマスシーズンのバレエの舞台を楽しんだり、ヨーロッパの冬の醍醐味を味わえました。
Q.ホストファミリーについて教えてください。
今は独立した3人のお子さんを持つ、Jさんと可愛いペットのワンちゃんがホストファミリーでした。Jさんは、栄養学を教えていた元教師で、ヴィーガンでもある料理上手な女性。滞在中、イギリスで長く人気の料理家、ジェイミー・オリバーのレシピの美味しい料理でもてなしてくださったり、あたたかなイギリスの家庭料理が思い出深かったです。また、ご自身の感性を活かした、遊び心あるインテリアもとても素敵で刺激を受けたホームステイになりました!
Q.なぜホテルなどの滞在ではなく、ホームステイに参加しようと思ったのですか?
日本で料理や暮らしをテーマにするウェブメディアを運営していて、外国のリアルな家庭の暮らしを体験することが、新たな刺激やヒントになると感じたからです。また、単純に、Netflix で海外ドラマを観るのが好きで、その世界を実際に体験してみたいと思いました。
Q.プログラムに参加して得たこと、感じたことを教えてください。
「百聞は一見にしかず!」。やはり現地で実際に海外の方々のリアルな生活を体験してみることは、どんな経験にも勝ると感じました。暮らしのなかに自然にアートを取り入れているライフスタイルや、欧米では定番になってきているヴィーガンメニューなどに触れ、沢山のヒントをいただきました。また、ホストとは、舞台や街観光、レストランでの食事なども共にし、互いの文化やこれまでの経験、また社会問題に対するアプローチなど、さまざまなテーマで話しあえたため、これまでなかった新たな視点、視野に気がつくきっかけにもなりました。決して英語が堪能なほうではありませんが、ホームステイでは、ホストが互いに意思疎通をしようとしっかり向き合ってくれることも大きな安心ポイントだと感じます。
Q.滞在中印象に残ったエピソードはありますか?
ホストがヴィーガンだったため、お別れの前日、御礼として日本の和菓子(白玉団子)を作ったのですが、とても喜んでもらい、今回のステイをきっかけに日本にとても興味を持ったと言っていただけたこと。
渡英前にEILの方から、ホームステイの国際文化交流としての価値をお伺いしていましたが、実際に、イギリス文化を体験するだけでなく、日本文化に興味を持っていただくきっかけを作る役割でもあるんだと実感した出来事でした。
Q.ホストファミリーとどのように過ごしましたか?
事前に滞在中どのように過ごしたいかをメールで丁寧にヒアリングいただき、現地では、一緒に舞台を観たり、レストランに行ったり、周辺の観光地巡りをしたり、さまざまな体験を共にしました。また、ホストの自宅では、朝晩、美味しい料理をふるまっていただきました。なかでも、ホスト手づくりのアップルコブラーパイは最高の美味しさでした!!事前にやってみたいこと、行きたいことを率直にリクエストとしてお伝えしてみたことが良かったと思います。
Q.一人でホストファミリー宅まで移動する経験はどうでしたか?
実は、到着当日、ヒースロー空港からロンドン中心部までの特急がストライキでストップしていて、急遽、地下鉄を乗り継いで向かう形になりドキドキでした!日本と違って交通網の時間やコンディションが確実ではないので、十分な時間の余裕を持ってスケジュールを組んでおくこと、また、スマートフォンの乗り継ぎアプリなどを事前にダウンロードしておくと安心だと思います。
Q.プログラムが終わった後もホストファミリーと連絡を取っていますか?
ホームステイ後、ロンドンに滞在したのですが、ロンドン滞在中もおすすめの場所などをあれこれメッセージでやりとりしてくれました。日本帰国後は、御礼のカードをお送りしています。
Q.今後やってみたいことは何ですか?
ぜひまた新たな国へのホームステイを体験してみたいです(そのための英語の勉強も!)。また、日本でのホームステイの受け入れ体験にも興味を持っています!
R.Aさん
2022年個人ホームステイプログラムにてイギリスに2週間滞在。
食・料理に関するウェブメディアの運営
趣味は読書、旅行、美味しいものを食べること
個人単位で自分の好きな時に(通年受付)、好きなだけ(1~4週間)、世界さまざまな国でホームステイができるEILオリジナルプログラム !
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