EIL高校生交換留学プログラムを通して、熊本県内からアメリカ・モンタナ州に留学する生徒を対象とした奨学金、「くまもと未来創造基金 アップルシード奨学金」。
2022年の奨学生は石松里紗さんです。8月中旬からモンタナで留学生活をスタートしています。里紗さんには、留学期間中に定期的にレポートを書いてもらうことになっています。ぜひお楽しみください!
毎日があっと言う間に過ぎていってもう4ヶ月経ったのが信じられない気持ちです。この1ヶ月も楽しいことがたくさんありました!
成長を感じた1ヶ月
私はこの1ヶ月日本人としての意見をうまく言えるようになったと感じています。世界時事を学ぶ授業では、よくみんなで読んだニュースをシェアするのですが、そんなときに「北朝鮮が日本にミサイルを発射していることどう思うか」や一番難しかったのは「どうして日本の難民認定率は低いのか」など、時には答えを知らなくて詰まってしまうときもあります。最初の頃はスムーズに意見を話せなかったけれど、今は自分の考えをなんとか言えるようになりました。
また、最近多いのが「アメリカが原子爆弾を日本に投下したことどう思う?」という質問です。歴史の授業でもうすぐその分野に入ることもあり、色々な先生から聞かれることがあります。日本人にとっては第2次世界大戦といえば原子爆弾が一番大きい出来事でしたが、アメリカ人に取っては第2次世界大戦といえばパールハーバーという考えが多いような気がします。同じ歴史を違うバックグラウンドから学べるのは留学の魅力だなと思いました。
学校生活
前前回のレポートで私が取っているジャーナリズムの授業についてお話したと思います。私は先生にインタビューする記事を書いているのですが、なかなか授業中はインタビューするのが難しいことに悩んでいました。そこでインタビュー用のノートを作り、先生方に記入してもらう形にすると、とてもうまく行きました。先生方も「里紗が教師全員にインタビューしてるわよ」と話題になっているようで「私の番が来た!」と言ってもらえています笑。色々な先生の教科に対する思いや生徒へのメッセージを聞くことができてとても面白いです。
11月17日には、チアの冬シーズンのトライアウトがありました。これは、入部テストのようなもので、審査をする先生の前でダンスやチアを披露し合格したら入部できます。私はこの日本当に緊張し、何度もダンスの確認をしていたのですが肝心の本番は、本番だと気づかず練習だと思って踊っていました笑。ですが、無事合格でき、冬もチアができるのが本当に嬉しいです。今は初試合に向けて日々練習しています。
Thanks Giving
11月24日は、Thanks Giving の日でした!私達はファザーの両親の家に集まり、沢山料理を食べながら過ごしました。いつも毎週水曜日は、ファザーの実家に集まって晩御飯を食べるのですが、ファザーのお母さんの料理はいつも絶品です。この日もひたすら食べて過ごしました。次の日には、みんなで動物園に行き写真を撮ったり、色々な動物を見ました。夜には、クリスマスパレードに行き、パレードの最後にはサンタクロースが登場しました!
アメリカはThanksgivingが終わると、一気にクリスマスムードになりました。ホストファミリーも家にクリスマスツリーを3個も飾りました。ツリーの下には、プレゼントが日に日に増えていくのですが、クリスマスまで開けるのは我慢です。どこの家もライトや大きなバルーンで家が飾り付けられてとても綺麗です。また、毎日アドベントカレンダーのチョコを食べてクリスマスまでカウントダウンしています。クリスマスまで本当にワクワクしています。
受入れ団体主催のクリスマスパーティー
先週、私の留学団体のCHIのクリスマスパーティーがありました。色々な国からモンタナ、ビリングス周辺に来た留学生と会いました。また、みんな自分の国の料理を持っていくことになっていたので私は肉じゃがを作りました。みんなに褒められて、あっという間になくなってしまったのでとても嬉しかったし、他の国の料理も味わえてとても楽しかったです。
(写真、文:2022年度アメリカ派遣生 石松 里紗さん)
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