top of page

【高校生交換留学体験談】奥村優月さん(ドイツ派遣)

更新日:11月15日

 2022年8月よりEIL高校生交換留学ドイツ派遣プログラムに参加している奥村優月さん。今回、出発時や現地事前研修の様子から現在までの留学生活について、レポートを書いてくれました。ぜひお楽しみください!

 

出発

 出発前、成田空港でEILの職員の方と出発前オリエンテーションをして、家族と別れ、もう一人の留学生の子とドイツに行ってしたいことなどを話しながら、ドイツへ出発しました。ちなみに、私がドイツへ行く少し前に、ドイツでのコロナへの規制が緩和され、不安であったワクチン三回目接種も、PCR検査などの手続も必要ありませんでした。飛行機で一度ドバイへ行き、乗り換えてドイツへ向かうという段取りでした。飛行機に乗っている時間は長く、またドバイでの飛行機乗り換え待ちの時間が四時間ほどありました。そのため、乗り換えは余裕をもち、行動できたのですが、長時間座っていたことによる腰の痛みがとても辛かったです。そして、無事にドイツの空港ミュンヘンにつくことができ、空港まで迎えに来てくださったドイツの留学団体experiment e.V.の方がタクシーを手配しており、無事にホストファミリーの家まで案内してもらいました。




現地事前研修の内容

 研修はミュンヘンのすぐ近くにあるアウグスブルグという街で行われました。研修では留学生グループと、留学とはまた別で、この研修を目的に他国(ほとんどがヨーロッパ)からドイツ語を学びにきた生徒で教室を分けて研修を行いました。午前中は授業、午後は全てのグループで集まり、街の観光や、バスに乗って湖へでかけたり、美術館を行ったりするオリエンテーションでした。このオリエンテーションでは、アウグスブルグの歴史や街の魅力について知ることができ、とても楽しかったです。また、土曜日にも一日中オリエンテーションの研修があり、ミュンヘンに行き、街を歩き回りました。研修ではチェコやフランス、イタリアから来た人たちと交流を深めることができ、ドイツだけでなく他国のことなども知ることができ、より多くの国に繋がりができたいい機会となりました。



研修中のホストファミリー

 ホストファミリーは、独身のマザー一人のみで、もう一人、留学とは別にドイツ語を学びにきたポーランドの女の子と二段ベットがある部屋をシェアする形でした。ホストマザーは一人のアパート暮らしだったので、そこまで部屋が広くはなかったものの、バスルームも洗濯機も家にはあり、衣類は週一でホストマザーに洗ってもらいました。また、ホストマザーは日本が好きで何度か訪れたことがあるようで、日本で買った食器や置物などを見せてもらったりしました。夕食後には、今日学校で学んだことや日本のことについて、ホストマザーがたくさん聞いてきてくれたので、それに応えるだけでしたが、時間をとってホストファミリーとしっかり喋れてよかったです。逆に日本からのお土産をあげたり、週末に一度オムライスを作ったりすると、とても喜んでくれて嬉しかったです。他にも、語学研修後の夕方にドイツのお祭りオクトーバーフェストに連れて行ってもらいました。ホストマザーは若くはないのに、絶叫系のアトラクションに一緒に乗ってくれたりして、いい思い出が作れました。二週間でしたが、とても充実した生活を送れたと思います。


オクトーバーフェスト

1年お世話になるホストファミリー

 ホストファミリーは両親と兄弟4人(男性3人、女性1人)の6人家族で構成されており、しかし、兄弟のうち3人は大学に行っていたり、家庭を持っていたりしていて、独立しており、ホストシスターは10月に3カ月間留学にいくとのことで、常に家で暮らしているのはホストマザー、ファザーの2人と一匹の猫でした。また、家の裏にはウサギや鶏を飼っているスペースや、小さな花壇があり、野菜や花を育てているようでした。


滞在地域

 私の住んでいる場所はまた離れた小さな町なのですが、私が通っている学校などがある近くの街はStralsundという少し知名度のある落ち着いた場所です。夏には避暑地として、ドイツ国内での旅行者からの観光が増えるようです。近くには砂浜や海があり、街並みも綺麗で散歩などをすると気持ちがいいです。



学校

 私が通っている学校は、ギムナジウムという進学校らしく、私以外にも、フランスや中国、ブラジルから来た留学生がいるとのことでした。また、留学担当の先生もいて、初日には同じクラスの生徒が私についてくれて、学校を案内してくれました。先生たちも私を気遣ってくださり、授業がある程度進んだところで、英語で私に説明してくれたり、私のみ特別課題を出してくださったり、授業に少しでもついていけるように工夫してくださっていて、とても助かっています。しかし、言語の壁は厚く、そのことから、自信が持てずになかなか自分から発言したり、相談したりできず、なかなかうまく友達を作れずにいます。今の環境に慣れることで、より、積極性を持っていきたいです。



Herbst休み

 これは、日本でいうゴールデンウィークのような、丸々一週間休みの週です。私は、ホストファミリーにスウェーデンとデンマークに連れて行ってもらいました。やはり、北欧のスウェーデンとドイツは全く違って、ドイツは壁が基本レンガで、華やかな街並みであるのに対して、スウェーデンは白色単色である家が多く、シンプルでおしゃれな雰囲気がありました。こんなに近いのに、文化の違いがあるのか!と驚きましたし、観光していてとても楽しかったです。


都市の発展具合もあるが、上ドイツ、下スウェーデンの比較画像


最後に

 ホストファミリーとの交流が少なかったり、ホストスクールで日本から来た留学生である立場を活かせてなかったりしていて、なかなかうまくキラキラした留学生活はおくれず、こちらの生活を初めて約2カ月で、自分で頑張らなければならないということを実感しました。人見知りな私は、なかなか自分から行動を起こすということができず、自分独りの世界にこもってしまっています。まだまだ、キラキラ留学生までの道のりは長そうですが、まずは、相手からを待つのではなく、自分から、という壁を越えるために頑張っていこうと思います。時間はたっぷりあるので、焦らず、頑張れ私!!




(文章・写真 2022年ドイツ派遣 奥村優月さん)



 

EIL高校生交換留学プログラムでは派遣生を募集中です。

資料請求・説明会のお申し込みはこちらから!

  • Facebookの社会的なアイコン
  • Instagram

​EILの正式名称は「Experiment in Intertnational Living」このサイトは、EILのプログラムを通じて国際交流体験をした人たちを「Experimenters」と称し、その体験やその後にどう活かされたかを紹介するEILのウェブマガジンです。

Group 661.png
Group 664.png
unnamed.png
bottom of page