杉戸芽衣さんは2022年EIL高校生交換留学プログラムでエストニアに派遣されています。今回、エストニアの魅力を多くの人に伝えたいと、レポートを書いてくれました。
派遣先にエストニアを選んだ理由や、到着後すぐの様子を書いてくれました。ぜひお楽しみください!
皆さんはじめまして。2022年度EILでエストニア派遣をさせていただいております。留学を考えている方や海外が好きな方に少しでもエストニアの魅力を伝えられると嬉しいです!
エストニアは他の国に比べてあまり情報が入って来ないと思います。私の体験したことだけにはなってしまうと思いますが、エストニア留学を考えている皆さん、どこの国にしようか迷っている皆さんに少しでもエストニアの情報を共有できればいいな、と思っています。
また、私の体験談と共にエストニアでよく使うフレーズや日本でやっておけばよかったことなども今後話していきたいと思っています。
エストニア留学を決めた理由
まず私が留学を考えた理由についてお話したいと思います。家族が海外旅行が好きで有難いことにこれまで沢山の国に連れて行ってもらったこと、私の家では何度かホストファミリーとして海外から日本へ留学しに来た留学生を引き受けていたこと、そして兄弟が高校留学をしていたこともあり、私もいつか留学をしたいな、と小学校の頃から少し考えていました。中学生の頃、両親から「あなたも高校留学をしたいか」と聞かれて、「私もやってみたい!」と答えると私の家族は私の留学への夢を全力で応援してくれました。
EILの交換留学を希望して派遣国を決めるときに、どの国に留学をするかをすごく悩みました。英語圏にするか非英語圏にするかを考えた時に、今までで私が行ってことがない国、また、旅行ではあまり定番ではない国に行こうと決めました。いくつか候補が出てきて、インターネットでどんな国なのだろう、と調べ、その中で一番心惹かれたのが、エストニアでした。エストニアは情報があまり入って来ないからこそ1年間飛び込むことも面白いな、と思いました。また、私は小さい頃から歌が大好きで地域の合唱団に入っていたり、中学ではコーラスクラブに入っていました。エストニアは歌で有名である、エストニア人にとって歌は大切な存在であるということが分かり、これは私にぴったりの国ではないか!と考え、エストニア留学を決めました。
そして、ありがたいことに第一希望のエストニアへの留学が決まりました!
留学先について
エストニアは、とても緑が多く、空気がすごく美味しいです。私は今エストニアのパルヌというところに留学しています。パルヌは、エストニアの夏のリゾート地として知られていて、毎年多くの人が訪れます。
エストニアの人口約133万人(2021年)で私のいるパルヌの人口は約4万136人(2019年1月)。エストニアの中で4番目に人口が多い都市です。
留学生活の始まり
2022年8月15日、私はヘルシンキを経由してエストニアに向かいました。コロナ禍で海外旅行に行けなかったので、飛行機に乗るのが久しぶりで凄く新鮮な気持ちで出発しました。エストニアでは、街中で誰1人としてマスクをしていなく、コロナは風邪として扱われているため、日本ではずっとマスクをしていることを伝えると凄く驚いている様子でした。
エストニアのタリン空港に着いてから、3泊4日のオリエンテーションがありました。全て英語なのにも関わらず、最初はなにを言っているのか全く分からず、本当に苦労しました。しかし、時間が経つにつれほんの少しずつではあるものの相手が何を言っていることが分かるようになりとても嬉しかったです。しかし英語で自分の言いたいことが全部完璧には伝えられなかったのがとても苦しかったです。エストニア出発まで日本で毎日オンライン英会話など英語を勉強していたものの、喋る速さもとても早いので、留学を考えている皆さんは出発までに自分の言いたい事をある程度伝えられるではなく、完璧に伝えられるぐらいで留学に行くと楽しい留学生活がスタートすると思います!!
3泊4日のオリエンテーションが終わると、ホストファミリーが迎えに来てくれました。ここでも、私は最初の方にとても苦労しました。私のホストファミリーのおうちが普段ロシア語を話すので、最初の方はなにを言っているのか全く分からずにご飯中も会話に入っていけずに孤独感を感じました。しかし、私が英語で話しかけると耳を傾けてくれて、英語で「今私たちは、こんな話をしていたのだよ、最初は全然分からないだろうけど、すぐにわかるようになるからね!私たちの会話はロシア語だしとても早いからもしわかんなかったら、なにを話しているの?もっとゆっくり話して!と言ってくれたらいつでも答えるよ!」と言ってくれてその言葉を聞いた時にとても嬉しくなりました。早く通訳なしでホストファミリーが言っている事を分かりたくて、最近は、これはなんていうの?と聞く時に、エストニア語だけでなく、エストニア語とロシア語の2つのそれぞれの単語を聞くようにしています。一気に2言語を頭に入れるのは、とても難しく時々頭がごちゃごちゃになってしまいますが、これからも頑張ってエストニア語とロシア語の2つの言語を学び続けて行こうと思います。
私のエストニア留学が始まってから1ヶ月。有難いことにホストファミリーにたくさんのことを経験させてもらっています。1ヶ月でたくさんの経験をすることが出来、ホストファミリーには感謝の気持ちでいっぱいです。
今は、本当に簡単な会話しかエストニア語で話せませんが、これから頑張って色んな単語を覚えていきたいです。そして、1日でも早く英語通訳なしで、まずは自分で相手がなにを言っているのかがわかるようになりたいです。
よく使うフレーズ
•Tere!!!(Hi!)→お店に入った時や人に会った時に使います。またこれはどの時間も使えるため私はよく使っています。
•Tere hommikust! (おはようございます!)
•Tere päevast! (こんにちは! )
•Tere õhtust! (こんばんは!)
•Aitäh!(ありがとう!)→とても大事なフレーズで笑顔でいうと相手もにこっと笑ってくれお互いが気持ちがいいので、使ってみてください!
-Palun!(どういたしまして!)→Aitäh!というと返ってきます。
(文章・写真 2022年エストニア派遣 杉戸芽衣さん)
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