EIL高校生交換留学プログラムを通して、熊本県内からアメリカ・モンタナ州に留学する生徒を対象とした奨学金、「くまもと未来創造基金 アップルシード奨学金」。
2022年の奨学生は石松里紗さんです。8月中旬からモンタナで留学生活をスタートしています。里紗さんには、留学期間中に定期的にレポートを書いてもらうことになっています。ぜひお楽しみください!
今回、私をアップルシード奨学生としてモンタナ行きの切符をくださった、くまもと未来創造基金の皆様、寄付をしてくださった企業の皆様に感謝申し上げます。私の夢であったアメリカ留学という夢の舞台、そしてモンタナ州という自然と魅力にあふれた州に来ることができて本当に幸せな毎日です。これからも、このレポートを通して私の経験を発信していきますので、応援していただけたら幸いです。
出発
8月15日、私は羽田空港を飛び立ちアメリカ留学をスタートさせました。実はシアトル空港で乗り換え便に乗り遅れてしまい、次の便までの6時間近くをシアトル空港で過ごしました。係の人に次の便の説明をされた時には早口の英語が聞き取れずとても不安だったのを覚えています。そうして次の乗り換え地ソルトレイクシティ空港に着いたのは夜の8時半でした。ソルトレイクシティ空港ではパイレットの方と写真を撮ったり、隣に座ったモンタナの方々とお話をして楽しみました(笑)。結局ホストファミリーとビリングス空港で会えたのは次の日の午前1時過ぎでした。こうして最初から思い出深い留学となりました。
学校
私が通っているのはパークシティ高校という全校生徒が100人いない小さな高校です。保育園から高校までが一つの校舎にあり、よく小さい子や小学生の声が聞こえます。私がとっているのは、数学、建築、ジャーナリズム、英語、ニュース、アメリカ史、世界史の授業です。特に難しいのが解剖学と英語で課題にも時間が本当にかかります。英語は課題も多いので先生に頼んで期限を延ばしてもらったり、量を減らしていただけることもあります。また、ホストファザーは教師をしているのでいつも手伝ってもらっています。パークシティに先生方は本当に皆さん優しくて気さくです。いつも私に「リサ、調子はどう?」と声をかけてくださいます。パークシティは生徒数が少ないので先生と生徒の距離が本当に近いです。生徒もみんな優しくてたくさん話しかけてくれます。私は小中とも超小規模校の出身なので、パークシティの雰囲気がとても好きです。
私は、チアリーディング部に所属しています。日本舞踊をやっていたことから、ホストマザーに勧められました。毎日練習と、週末にはバレーボールとアメフトの試合でチアをします。私は10回の練習をクリアし、先週から試合デビューをしました。観客も一緒に踊ったり掛け声をくれたりしていつもとても盛り上がります。今月はホームカミングの期間なのもあって毎週試合がありますが、毎回多くの生徒が観戦に来て大盛り上がりします。チア部の仲間は4人いますが本当に優しくて今では本当に仲良しです。みんなでコーヒーを飲みに行ったりお昼ご飯を食べたりしています。
今月、9月4日は私の17歳の誕生日でした。朝からホストファミリーにたくさんお祝いしてもらい、私は恐竜が好きなので(ジェラシック・パークの影響です笑)隣町にあるミュージアムオブロッキーという博物館に連れて行ってもらいました。モンタナ州で本物の恐竜の化石が見つかっていることを今まで知らず、実際に見ることができて貴重な経験でした。また、チア部にみんなにもお祝いしてもらったり、いろんな友達からメッセージをもらって幸せな誕生日でした。
モンタナでの生活
私のホストファミリーのお家はモンタナの中で一番大きい都市ビリングスから車で45分くらいのところにあります。家は森の中にあってお隣さんも見えません笑。木々に囲まれた自然豊かなところで、鹿や熊、ウサギ、ターキーなどがたくさんいます。鹿は窓のそばに立っていたこともあり、はじめは本当にびっくりしていました。また、牛や馬はそこら中にいます。毎日、きれいな朝日と星空が見られます。私は毎日学校までの道やビリングスまでの道で景色を眺めるのがとても好きです。モンタナの自然は本当に雄大で、人はみんな温かくて、日本に帰りたいと思うことがあっても、モンタナの自然にいつも励まされています。ホストファミリーも本当に温かくて仲良しの家族ですぐに大好きになりました。これからの留学生活もワクワクがいっぱいです。17歳となった新しい私で頑張りたいと思います!
(写真、文:2022年度アメリカ派遣生 石松 里紗さん)
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