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2021アメリカ派遣 葵さん留学レポート第8回

更新日:6月13日

2021年7月よりEIL高校生交換留学アメリカ派遣プログラムに参加している砂子葵さん。今回、留学期間中にレポートを定期的に書いてくれることになりました!


7月に出発し、留学生活をスタートした葵さん。第8回のレポートでは現地で体験した雪の日の様子や、部活動での差思い出について書いてくれました!

 

 2月に入ってから、雪の影響で何度かリモート授業になりました。授業はzoomを通して行われ、時間も短くお昼には終わるので、いつもより楽でした。しかしその分始まる時間が早まっていたり、課題プリントも多かったりします。天気予報を見て、大抵週のはじめにこの日はリモート授業になるよと教えてくれるので助かります。

 一度突然天気が悪化して、お昼で下校になったのですが気温もマイナスで雹が降り、風も強い中歩きで帰らなければならない私は「こんな状況で帰されても……」と思いました。なんとボタン式信号のボタン自体が凍ってしまって押せず、一向に渡れない信号の前で立ち尽くしていると、後ろから来た女の子がワンピース一枚だったのが衝撃でした。


 コロナの感染者数は先月までに比べて減少していき、学校でマスクの着用が必須では無くなりました。けれどまだ常にマスクをし、食事やスポーツをする時のみ外している人の方が多い印象です。そして制限が緩くなったおかげで、来た時には既に休止していたスナック菓子の自販機が再開したのは最近嬉しかったことの一つです。


Math team

 所属しているMath teamで、AMC(American Mathematic Competition)という大会に参加しました。大会といっても自分の学校でテストを受け、後日採点されたスコアによって結果が出るので気軽に参加できます。それぞれ学年ごとに分けられたテストで、問題は普段授業で扱うものよりも難しめの難易度になっています。全て文章題なので私はまず問題の内容を理解することに一苦労しました。

 マークシート方式だったのですが、その配点が日本とは大きく異なっていました。日本ではシンプルに正解で加点、不正解・無記入で0点になるのでマークシートでは「分からなくてもとりあえず全部塗っておこう!」という人が多いと思います。しかしこのテストでは正解で6点、不正解で0点、無記入で1.5点なので日本とは違い分からないところは飛ばして、むしろ何も書かない方が得なのです。答えが合っているか確信が無い問題では、外してしまうと1点ももらえないので記入するかどうか考えどころでした。


 結果はなんと2位を取ることができてとても驚いています。クラブでは大会が終わった後でも様々な問題を解いたり難問をみんなで考えたりして、私は数学が好きなので楽しく過ごせています。


Senior night

 Winter Sportsの終わりに、今年度卒業するSeniorを送り出すSenior nightという会が行われました。シーズン最後のバスケットボールの試合の前にチームのSeniorに感謝とお別れを伝える式典です。冬のシーズンの間活動していたバスケ、リーディング、ダンスのSeniorが参加するのですが、残念ながらダンスチームにはSeniorがいないので代わりに私が出させていただきました。

 

 最後に打ち上げでダンスチームのメンバーとご飯を食べに行きました。みんなが私のためにと日本食のあるレストランに連れて行ってくれてとても嬉しかったです。ダンスに限らず、学校のスポーツチームでは長年続けている人、ミドルスクールから友達同士の人がほとんどで最初は馴染むのが大変でしたが良い関係を築けて素敵な思い出になりました。

最後に

 学校は5月末か6月の頭に終業するので、帰国まで残り約3ヶ月となりました。来てから3ヶ月経った時はアメリカでの生活が徐々に日常になってきた頃だと思います。あと3ヶ月を惰性で過ごすのでは無く、まだ3ヶ月もあると考えて新しいことに挑戦していきたいです。


(写真、文:2021年度アメリカ派遣生 砂子 葵さん)

 

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​EILの正式名称は「Experiment in Intertnational Living」このサイトは、EILのプログラムを通じて国際交流体験をした人たちを「Experimenters」と称し、その体験やその後にどう活かされたかを紹介するEILのウェブマガジンです。

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